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こだわりの抹茶が完成するまで

お茶の豆知識

先日、当店の抹茶を挽いてくださっている工場を見学させて頂きました。
工場へ入った瞬間、全身に抹茶の香りを感じる幸せな空間でした。

ちなみに抹茶も急須で淹れる緑茶も同じ茶の樹から作られています。
栽培方法が違い、抹茶原料の茶葉は収穫する3週間程前から直射日光が当たらないよう
よしずや黒いネット等を茶樹へ覆った状態で栽培されます。

これは光合成により葉がもつ旨味成分(テアニン)が渋み成分(カテキン)になることを抑制するためです。
収穫後、抹茶用の茶葉は「碾茶(てんちゃ)」を呼ばれる平べったい茶葉へ加工させます。


最後にこの碾茶を石臼で挽いて抹茶の完成です。


石臼で挽くことできめ細やかな抹茶となり、口当たりが滑らかになります。
しかし1時間で30g程度しか石臼で挽くことが出来ないため大量生産は出来ません。


ちなみに市販さている製菓用の抹茶は石臼ではなく機械で粉砕され、
大量生産できるため価格面では抑えられますが、微粒子は粗くなります。

葉づきの抹茶は石臼で挽いたものです。
本格的なお点前用の抹茶ですが、贅沢にも抹茶ラテとして使用しています。

今後も、日本茶専門店ならではのこだわりの抹茶ラテを皆さまにお届けしていきたいと思います。

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